博多祇園山笠をよりいっそう楽しく見るために山笠用語を紹介します。
山笠には昔からの伝統を引き継ぐ儀式や祭事などの専門用語があります。
わかりやすく紹介しときます(博多弁・・。笑)

山笠用語・・・随時追加更新していきます。

●清道

山笠を奉納するために回る円周状の道のことで、櫛田神社境内、東長寺前、承天寺前の3カ所に存在。清道に立てられている清道旗の周囲を旋回する。山笠見物のポイントのひとつ。

●舁き縄

山を舁くときに舁き棒に掛けるわら製の縄。舁き手の足がもつれたりした際に、舁き縄にしがみつくことで転倒を防ぐ命綱のような役割も果たす。
使っていないときには締め込みの背中側に挟み込んでおく。

●長法被

6月1日から着用するかすりの法被で、いわば山笠のフォーマルウェア。
当番法被とも呼ばれ、結婚式や葬式もこの装いで出席できる。
流や町の名を模様化した図柄で、丈はひざ下程度で水法被より長め。
千代、東、中洲流は統一柄で、他の流は構成町によってデザインが異なる。

●水法被

山舁きのときに着る法被。山笠を舁いている間、頻繁に「勢い水」を浴びることからこの名がついた。
背中に流名または町を表す文字や図柄を染め抜いたものや長法被と同じ意匠のものもある。

●櫛田入り

12日の追い山ならし、15日の追い山では一番山笠から順番に櫛田神社の境内に山笠を舁き入れる
舁き山笠が山留め(出発時点)から清道旗を回り玉垣を出るまでをいう。
張り詰めた空気の中、舁き手が一気に駆け抜けるさまは圧巻。

●お汐井てぼ

箱崎浜でのお汐井とりのときに使うお汐井を入れる小さな竹籠。
お汐井とりの後は玄関先などにつるし、山笠で出かける際などにお汐井(砂)をふりかけ身を清め厄を払う。

●手一本

「博多手一本」とも称され物事の締めや約束ごとの確認のときに使う。
通常の手一本のように一度手を打つだけでなく独特の拍手で数回手を打つのが博多スタイル。
大きな会の場合などは、「祝いめでた」を唱和した後に博多手一本を打つケースが多い。

●祝いめでた

「博多祝い唄」ともいわれ、博多のハレの舞台で歌われる祝い唄。歌詞は7番まである。
祝いめでたを歌い終えたら「博多手一本」で締めるのが習わし。
櫛田入りでは一番山笠だけが祝いめでた1番を歌い納める。

●締め込み

舁き手が身につける装束。一般的には「まわし」や「ふんどし」といわれるが、博多祇園山笠では「締め込み」の名で統一されている。色は白や紺など。

●一番山笠

七流の中で最初に櫛田入りを務めるのが「一番山笠」で2015年は大黒流。
一番山笠だけが境内で「祝いめでた」を歌いあげる。一番山笠は順繰りに毎年変わり、今年の二番山笠が来年の一番山笠になる。

●舁き棒

舁き山笠の台にくくり付けられる6本の棒。外側から順に「一番棒」「二番棒」と呼び「三番棒」は真ん中の2本の棒のこと。
各棒の高さは異なるため、舁き手は自分の身長にあった高さの棒の位置を決めて舁く。

●勢い水

舁き山笠が走るときに掛けられる水のこと。山舁きで熱くなった舁き手の体を冷やすとともに、通路をぬらし舁き山笠の円滑な動きを助ける効果も。
舁き山笠の通り道には各所に水おけが準備され、沿道の観衆も水をかけることができる。

●オイサ!

山笠の掛け声はゆっくりと走るときは「おっしょい!」で、スピードが出ているときはこれを縮めたとされる「オイサ―」となる。「オイサッ!」「オイサッ!」などと聞こえることも。

●手拭

手拭を博多では「てのごい」という。山笠では運営のために設けていろいろな役割が手拭の色や柄でわかるという合理的アイテム。

●祝儀山

11日に行われる「朝山」の別名。長い間町に貢献した功労者に台上がりを務めてもらう。
この日の台上がりは水法被ではなく白法被を羽織るのが習わし。
流によっては長老らが帷子に博多織の角帯のいでたちで集まる