7月1日から15日までさまざまな行事が続きます。

【山笠行事】
7月1日~8日
■注連(しめ)下ろし(早朝)
「辻祈祷」とも呼ばれる舁き山笠の流区域を清める行事。街の角角にささ竹を立て注連縄を張り、櫛田神社の神官が祝詞を奏上。四角い白い紙(切麻)をまいて期間中の安全を祈願する。
恵比須流だけは伝統を踏まえて1ヶ月早い6月1日に執り行う。

■ご神入れ
飾り付けを終えた山笠に神を宿らせる神事。山笠は「ご神体」とみなされる。この日公開される飾り山笠にまず行われる。
各流の役員ら関係者が参列し櫛田神社の神職がお払いをする。
櫛田神社の飾り山笠のご神入れは毎年6月30日。

■当番町お汐井とり(夕方)
箱崎浜で海中から身を清めるために使うお汐井(清め砂)を取り、竹製のお汐井てぼや升などに入れて持ち帰る。この日行うのは各流の当番町が主。

■飾り山笠公開(7月1日~15日朝)
ご神入れが済んだ飾り山笠を公開。福博の街に祭りらしさがあふれ、飾り山笠見物を楽しむ人でにぎわいが増していく。
市内14カ所に15日未明まで展示される。

7月9日~10日
■全流お汐井とり(夕方)
1日夕方の当番町お汐井とりとやり方はほぼ同じで、各流の舁き手全員が参加する。
各流500人~1000人が箱崎浜を目指す光景は壮観。
皆、明日からの舁き山笠始動に向けいっそう気を引き締める。

■流舁き(夕方)
いよいよ舁き山笠が動き出す日。それぞれの流ごとに区域内を舁き回ることからこの名がついた。
走りながら町内が変わるごとに台上がりも舁き手も交代するのが通例。

7月11日
■朝山(午前5時ごろ)
流舁きで祝儀山、縁起山とも呼ぶ。山笠に貢献した長老も台上がりを務め、いくつかの流では子供たちを台に乗せて走る。
早朝のすがすがしい空気の中、厳粛さを感じさせる行事。

■他流舁き(夕方)
自分たちの流区域外に出て他の区域で山笠を舁き回る。
相互の表敬訪問のようなもので、行わない流もある。他流舁きに合わせて「櫛田入り」の稽古を行う流もある。

7月12日
■追い山ならし(午後3時59分櫛田入り)
3日後に迫った「追い山」のリハーサル。一番山笠から順次「櫛田入り」を行い、本番よりも約1km短い約4kmを駆ける。舁き手の気合がみなぎる。

7月13日
■集団山見せ(午後3時30分)
舁き山笠が那珂川を渡り「福岡部」に入る唯一の日。明治通りの呉服町交差点を出発し天神の福岡市役所を目指す。手一本入れた後、再び明治通りを駆け上川端町まで戻る。
この日に限り、市長をはじめ福博の知名士が台上がりを務める。
往復の2度、舁き山笠が見物できるのがうれしい。

7月14日
■流舁き(夕方)
追い山直前の最終調整。午後4時から5時にかけて10日とおなじように行う。
実施しない流もある。行事後は舁き手は詰め所などで仮眠をとり、翌日早朝の追い山に備える。

7月15日
■追い山(午前4時59分櫛田入り)
午前4時59分。大太鼓の合図で一番山笠が「ヤーー」と勇ましい掛け声とともに櫛田入り。
祝いめでたを歌い納め、博多の街へ飛び出す。
6分後に二番山笠、三番山笠からは5分置きにスタート。
舁き山笠は境内を出て須崎町のゴールを目指し約5キロのコースを駆け抜ける。
コース終点に無事到着すると歓声が沸き起こる。
「櫛田入り」「コース」ともにタイムを計測。

■鎮めの能(午前6時)
山笠の勇壮な奉納で荒ぶる神様を鎮めるための能を櫛田神社の能舞台で上演。
神聖な雰囲気が漂う祭りの結び。